インフルエンザでなきゃ恋

マジカルマジカル

Aサービスを楽しく観てきました。

5/21(日)萬劇場
劇団たいしゅう小説家15周年記念第4弾
「Aサービス」
ソワレに行ってきました。

メモ
・コメディって良いな
・タイトルは作文。
・ネタバレは大仰にします。


Aサービスとは

帰ってきたオトモアイルーシリーズ(?)
行ってきましたよろめきながら週末舞台漬けファイナルAサービス。
だいぶ書き上げるのが遅くなりました。

劇団たいしゅう小説家 - TOP - [舞台,演劇,芝居]

迷子になりやすいかもしれませんが、大変手作り感溢れるサイトです!

「本物の親子と偽物の親子。どちらにも“子供への愛”は詰まっている」

もうよろよろで予習も何も無い状態で座って、コメディという事だけを楽しみにしていました。


大体のあらすじと感想

前提として私は吉本新喜劇が大好きだ!!!!!!!!!!
ちょっと古くさい設定も笑いも風刺も怒りも苦しみも全部詰まってて大好きである。
現代に合わせて変わっていく作風も全部全部大好きだ。

故に

大好きだったよーーー!!!!

話としては

片方はヤクザの仁義で結ばれた親子
片方は代行サービス社長一家(ママは亡くなっててパパと娘さん(社員)と息子さん(学生))+個性溢れる社員たち

そこがクロスしていく人情派(任侠派?笑)コメディ。

絶対泣くやろ

私がこれ以前にコメディとして触れたのは皆大好き「ママと僕たち」(括りはファンタジー?)あと劇団K助の「ウエディング&ハプニング」辺りなんですがだいたい全部泣いてるので泣いてればオッケーと思ってるわけではありません。が。コメディはいいな~~と思います。大好きです。
あと印象として「映像として十分成立し得る舞台」だったように感じます。メリハリが付いてて、でも此処は小劇場。わくわくが止まらない感じです。生を体感しなければもったいない。と強く感じました。
もう何から話せばいいのやら。興奮してたし泣いてたし。

始まりはうんねん前。自分の愛した女性が敵にひどい目に合わされ、自殺をしてしまった事で人を殺めたヤクザの組長 勝山(長戸勝彦さん)。響き渡るサイレン。さっさと行こうとする勝山を堂島(新井將さん)は呼び止めます。
「自分が代わりに!親父は逃げてください!」
「自分の始末くらいできる…組を頼んだぞ」
そう言い残し、出頭します。

残されたのは堂島ただ一人。

暗転して、時は流れて現在へ。

NDサービス(なかの・だいこう/なん・でも)では今日も皆が働いています。
個性が溢れすぎて大洪水を起こしている事務所。

社長の中野さん(安芸武司さん)。なんだかんだいいお父さん。ただちょっとせこい。
経理の君塚さん(田村依里奈さん)。ファニー。
宿題代行代行担当の小林さん(花塚廉太郎さん)。東大生。
サプライズ担当の村上さん(中村龍介さん)
運転代行担当の富樫さん(田邊俊喜さん)。
衣装代行担当の椎田さん(ePさん)。日本は彼にはとても狭い。
順番待ち担当の桶川さん(竹本洋平さん)。可愛い。
友達代行担当の笹丘さん(瀬川ももえさん)。バブル。美人は大好きだ!!!!!!!!
家事代行担当の(中野)真理子さん(吉田彩花さん)。中野さんの娘さん。皆大好き。皆皆大好き。

その他、
息子の(中野)航平くん(村田駿介さん)。ツイッターを開いてびっくり、シナモンロール男子だ。
堂島くんの彼女の沙織さん(芳賀優里亜さん)可愛いは正義。

以上、所狭しと出てくるキャストとキャラクター。

そんなNDサービスに堂島がやってきます。
依頼はなんと「ヤクザの組員の代行をして欲しい」だった…!

みたいな感じです。
恐らくそんなに意外?!ふぁ?!って事はありません。順調に流れて順調にバレて順調に人情もので順調にハッピーエンドを迎えます。セオリー通りに流れていく気持ちよさが有ります。気持ち良い。身を任せて観ていられる安心感。
途中からぼっろぼろ泣いてしまったんですが、当たり前にそれを演じられるって凄いことだと思うわけで。週末あっちこっちで若干ヘトヘトだったのもあり、素直に受け取ればいい舞台にほっとしてしまったり楽しんで観られてほっこりしたり。

本物の親子=中野家(主には社長と航平くん)
偽物の親子=勝山と堂島(そしておなかに赤ちゃんがいる沙織さん)

本物の親子に関してはちょっと控えめな扱いだったかなって思いました。いや、ガッツリ勝山と堂島が有ったからこそ中野親子も愛らしいです。
堂島はオヤジ(勝山)を安心させたかったから代行サービスをお願いした。勝山は堂島をカタギに戻してやりたかったから、その嘘を知って更に代行サービスに願い出た。どちらも、とても慈愛に満ちた『嘘』でした。そこで吐かれた嘘は、お互いがお互いを思った嘘であり、代行サービスへのお願いだったんだなぁ。なんて。

個人的には

・沙織ちゃんが赤ちゃんができたんだと告げた時、ハナから「どうしたらいい?」の問いにトンチンカンな堂島(産んでくれるし育てるものが当然と思ってる)
・代行サービスに依頼金として勝山が出せた金額は「2万円」だった。
・中野社長は「2万円、きっちりいただきました」と2万円でその依頼を受けた。(ケチなのに!!!!狡い!!!!すき!!!)
・勝山から依頼金として受けた2万円は堂島の就職祝いのスーツとして社長から堂島にプレゼントされている。
・最終的に君塚さんと小林さんはくっつく。

が、とっても良かったです。

さて、このお話がハッピーエンドか、アンハッピーエンドか?と龍くんの元には色んな意見が~とご本人がブログで仰ってらっしゃいました。
私は割りとすんなり、ハッピーエンドだと思いました。だって誰も不幸になってないから。

そもそもあんまり裏話としてネタバレを聞くのは座りが悪いし解釈は色々有っても良いのかなと思いますが、ご本家がハッピーエンドとして記録しているものに関してアンハッピーも何も無いのかな…と。と言うかどの辺にアンハッピーを感じれば良いのかは分かりませんでした。
多分、あれがハッピーエンドに見えない人は優しい世界で生きてるんだろうなと思います。そういう方は誰しゃべがハッピーエンドに見えるんじゃないかな?龍くん繋がりなら。
あの優しい嘘に、全員が乗っかって、でもきっと皆が皆それを分かってるんだと思うと、もしかしたら皆辛いかもしれないけど…痛みを分けた分絆を深めたのではないかな…と思ったりするわけで。

そして大きな括りでNDサービスは「家族」なんじゃないかな、と思います。

舞台中に落ちていた、たくさんあった小さな欠片を拾ったらきっといびつなハート型になると思っています。
THE小劇場!!って感じの凄く素敵な舞台でした。めちゃくちゃよかった!!オトモアイルーした中で一番好きです!私は!


他、諸々

実は今回いろんな件が重なりまして…たいしゅう小説家さんの方に少しご相談をさせて頂いておりました。無茶だと分かりつつ…でも予想以上にものすごくご丁寧に対応くださり、無事に舞台を観ることが出来ました…本当に素晴らしかったのも相俟って申し訳ない気持ちでいっぱいでございました。その節はご迷惑をおかけしました、大変楽しかったです。

やーやっぱ、舞台は良いですね…!
ってなれる最高のフィナーレでした!