インフルエンザでなきゃ恋

片側にはにくしみ、もう片側には愛がつまってるの

スラッシュの向こう側(舞台 白痴)

4/1(日)CBGKシブゲキ!!
舞台「 白痴」を観てきました。
 
メモ
・「生」を感謝した日曜日
・アイアム推しカメラ
・舞台の説明をする気は全く無い


ガイドライン

 
久々のシブゲキ。ハンサム落語以来じゃない!?何年ぶりだ!!!相変わらず椅子が最高!!!

とりあえず声を大にして言いたいことが有る。

今回写真といい装丁といい色使いと言い座談会と言いパンフレットが最高だから全人類買って!!!!!!なでなでしたくなるようなとっても素敵な装丁でした。にやにやした。めちゃくちゃにやにやする良いパンフです。お値段以上*1


感想

 
発表時、ずっと名前順の「/」の意味を考えていました。色んな意味で特別視されての事なんだろうと思っていたのでそれなりの覚悟もしていましたしネタバレ大好きマンはネタバレを積極的に見に行ったしみねくん褒められてるー嬉しいな楽しみだなーってうきうきしてました。それと同時にやっぱりちょっと不安でした。前日に友達が観に行っていて「良かった」って言われるまでなんなら信じてなかった。常日頃良いのは分かってるんだ(これは慢心)。
演技面に置いて彼に対して不安を抱いたことって特段無いのでその辺の不安ではないと言うか…まあでも人間なのでその辺どうなのかなというか。私は舞台で観る度に「ああこの人本当に生きてんだな」って再確認するし同じ世界に生きてると思ってないので毎回新鮮な気持ちになります。

だから今回も後ろから声が聞こえた時に「うわぁ、生きてる」って思った。みねくんが生きてるって認識した時点でペイした。(ペイ早い)ペイ名人。みねくんペイ名人だよ。ぺーい。*2 私が姿を認識できた時には*3

美の暴力がメリケンサックで殴ってきた。

うわぁ…今日も綺麗だなぁってうっとりしました。語彙とかそういうものを求めないで欲しいもう無理なんだよ。

気違い(そのまま、きちがい)と言う役名。刺すぞとうっかり殺意を向けかけましたがあんなきれいな気違いがこの世に存在するんだなと思いました。るひまちゃんだなぁと思ったし、まあ確かにあんな風にみねくん氏を使えるのはるひまだけなんでしょうね…唯一絶対。

あと木ノ本先生のおてて大好き芸人大歓喜の瞬間が溢れ出すテンカウント。聞いて、手が見放題。手フェチ成分まるで無いんですけど手を見る度に「うわあああああああああああああみねくんの手だーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」って一時間くらい盛り上がる。

なので手、見放題。*4
めちゃくちゃ見た。木ノ本先生は手の自撮りだけでも積極的にやっていって欲しい。手大好き。みねくん大好き。
手をくるってひっくり返して「8」ってやるのは「3」と「8」の差別化…?などと思いつつ。
いや、あのね、理性が吹っ飛んでるから説明しようにも脳内に巡る文字は「手ーーーーーーーーー!!!!!!!!」なんですよ。おい馬鹿落ち着け。私の中の気違いも伊沢さんの映し鑑と同様自分の中に自分の思考以上の言葉は持ち合わせていません。だからね。「手。」あはは、あははは…あは…手!!!!!好き!!!!!!!!!!!!!!

上に現れた時に優雅に腕を差し出し仲良く寄り添い合う夫婦。

弾ける(命が)

「アーーーーーーーーーーー」って発狂したかと思えば一段一段大切なものを扱うようにそっとサヨを下ろしフレームアウトし、発狂してやってきたかと思えばウィンクバチコーンキメてた時に成実ぢゃんってなってひぇ…ってなった私をどうにかこうにか許して欲しい。だって成実ちゃんじゃん…しげ…半兵衛さまああああああああとっ散らかり過ぎですね。ウィンク職人みねくん。知ってたよ…世界一綺麗だよ…。

強欲、色欲、怠惰。

気違いさんから発せられる言葉の重みが愛おしさで死に絶える。ものすごく背徳的なセクシャル感煽るる気違いさんだった。はいーはい綺麗ーーーーー禁欲的で肉欲的で清潔なことがいやらしい人だーーーーーーねーーー!!!!!!!!煙草屋さんに迫り来る恐ろしい男よ…気違いさんビューティー
少尉の杖を奪ってヒュンヒュン振り回していた時リアルに「ビュンッ」て音が聞こえたんですよね?!どんだけ早く振り回してるの!?ってびっくりしたことをお伝えします。パフォーマンスも美しいよ。とにかく美しい。すごいすごい…とにかくすごい…。
ものすごい形相でサヨを見て、それから抱きしめて手をつないで。可愛い可愛いと愛でていたかと思えば突き放して置いていって。

初見は押し入れを伊沢さんが開けた時びっくりして身体ビクゥってなりました。こわいこわい。こわ…キレイダーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!今回話の道筋に関して前知識無しで行ったんですがまあ…き、綺麗だぁ…?って震える連続で。一瞬も目が離せなかった。だから気付いたら問題のシーンは終わっていた。*5
ライトが当たって、まるで牧師だなって思うことが何回も有った。平たい顔族だから分からないけどほんっとライト当たって顔面内で陰出来ちゃうの凄すぎない?!凄かった!!!

屋根に登るほど大切なサヨ。いつの間にか彼は中から外へ。それでも最後まで彼は入り口であり出口でありキッカケだった。どんな顔をしてあの言葉を告げていたのか…気になるところではございましたが機会をください。

とにかく本体の人は今回感情も揺らいで言葉も揺らいで振れて上下して静で動で忙しかったんだろうなぁって…台詞量も凄いしなぁって…器用だなあって思いました。何をどう知ってるわけでもないので下手な憶測は控えますけど。ああでも龍くんのこのブログを読んで唸り転げたので

ameblo.jp

そりゃ悩むよね…悩むだろあれ…っていう…。龍くん良いブログをありがとう…

芝居バカ

芝居バカ

芝居バカ

仲間内にこんな風に表現されるほど悩んでいつも追求し続けてるのか…ってことが伺い知れてこのブログ読んだ時2時間くらいボーっとしました。


ぶっちゃけ、この世に「この人にしか演じられない」って無いと思う。だから別の人が気違いさんをやっても成立してた話だと思う。

それでも、私はみねくんが気違いをやってくれて凄く幸せだった。凄く良かった。

もうそれで良いんじゃないかなって。

お花が降ったあたりで優しい目で見渡されて口元がゆるく笑ってる気違いさんを見る度に、「あ、やべえ」モードに突入して凄く嬉しくて初見のマチネなんかよくわかんない所で泣いてしまった(マスカラバイバイ)。その表情はダメだろおおおお?!サヨに対してもすごく優しい顔をしてるんですよね。すごい幸せでよく分かりませんでした。みねくん見てるとよく分かんないけど幸福度上がるから実質ひなたの猫見てるのと同じくらいの愛おしさ効果ある。好き、あ、好き。好きときれいの感情で脳みそ回してました。
「どうするんだ?」って顔で気違いさん…みねくんが人を伺う顔が心底好きです。目の奥で何かを見てるような表情を見る度になんとも胸がぎゅーっとなります。


「見守る」こと、「物語の一部でありながら外側にも居られる存在である」こと。

サヨさんが立ってる位置が通常気違いさんがよくいるポジションなんですが、私はあれを「フレームのピース」だと思った。気違いさんさんがいて初めてフレームは完成していた。

縁取りのピースとして、いびつなフレームとして、ストーリーテラーとして存在しているのが「気違い」であり、亡霊であり概念であり残留思念であり観客であり伊沢であり「自分」だったな。と。
凄く都合のいい立ち位置だった。はーーーなんかもう…狡い存在でしたね。


スラッシュの向こう側の人、麗人は相も変わらず美しく其処に居ました。


大好きな、世界で一番きれいな人でした。しかし、此処一ヶ月どう考えてもハードワークだったなぁって…みねくんさんはお疲れ様でした。そのくらいしか感想が抱けないくぅぅ。

千秋楽の挨拶

気違い役の…と本人が言った際に笑いが起きていました。シバくぞ♡*6 本人もふわふわーっと笑ってたし綺麗に話をまとめて丸め込んでくれたので上手だなぁと思いつつ。それを笑わせることが出来る事こそ、この人の技量なんだなとも思いました。強いー…強いー…。
あとダブルカテコで小早川くんがそそくさ切り上げた時に「それでいいの?!」みたいにおめめカッて開いてるの見て愛しさで死ぬかと思った。龍くんもクチパクでほんとに!?ってなってた…年末組がキョトキョト目配せしてたのどっしゃんこ可愛かったです。仲良しか!!!!仲良しだ!!!!!!!!!

お前はそれでいいんか問題

推しカメラ、良くないんですよね多分。失礼に当たるんじゃないかなとも思う。作品に対するリスペクトとかそういう話にもなってくると思う。けどまあ、悪いけど私は別に趣味:観劇な訳ではないしみねくんが出てなかったら白痴には一切触れずに今後も歳を重ねると思う。だからごめん直す気は今後もない。公言するのもどうか分からないけど気付いたら目がそうなるんでもう自分でも諦めるしか無い状態。俯瞰でものは一生見られないだろうなと思う。

お話

話自体は重いというか凄く単純な話だなと個人的には思いました。誰にでも憑いて回る、生きる・死ぬと言う話。生々しい「生」は美しくも醜くも有る。そんな話でした。割とあっさり受け止められたなーというか深く考えはしませんでした。皆薄汚くて綺麗で、弱い人達ばっかりでちょっと意地悪で愛おしくて苦しいなと思いました。沈んだりは無かったかな。いやあんまりにもみねくん尊くて暫く声出ませんでしたけど。美しく生きよう。握っていたハンカチがおしぼりになる程度には手に汗握る観劇でした。

みなさま

取って付けたみたいで気分悪いかな?!って思いつつ書かせてくれどうしてもってなったんでやっぱ書きたいです書きます。

伊沢くん

どんどんどんどん歪んでいく、追い詰められていく顔が融けていくみたいに思考と混ざり合ってぐっちゃぐちゃになっていくのがあまりにも迫真の演技過ぎてふるえた…。人間って穢いって君が教えてくれた。

仕立て屋さん

もりs…佐伯くんめーーーーっちゃ良かったですね?!非道が日常だから外道だと気付かない様。でもきっと嫁愛してるんだろうなって伺い知れる所超好き。

少尉さん

弱くてズルくて痛い。龍くんめちゃくちゃ良かった。凄かった。布団を丸めて口に入れて泣いてる少尉を思うと溜息が溢れました…「嬉しいよ」の強さ、優しさ。弱さ。ずるくて、弱い。

鴨ちゃん

鴨ちゃんぺろぺろ何舐めてるの?めっちゃえっち。可愛い。ほんとはママになりたかったの、めっちゃ可愛い。すっごい可愛い。めちゃくちゃ良かった。いい役だった。

母親

気違いさんのお母さん。「見せてませんから!!!!」があまりにも好きで2回目聞けるのがめちゃくちゃ楽しみだった。その中に含まれてるソレを読み解けるのは自分だけなんですよね。

煙草屋

幸せになってほしかった。一人の女として当たり前の幸せを願うことなのに。そうだよなあって素直に受け入れてしまった。

おサヨ

ちっちゃくて…かわいかった…。

社長

結婚して。*7
加藤啓さんほんっっっっっと良かった格好良かった「ブーーーー」が言えなかったことを千秋楽で知った。可愛い無理。格好良くて可愛い加藤啓無理大好き。ほんっっっと上手いんだなって触れる度思う。おもしろおじさんの括りに慣れ過ぎてるけど凄い人なんだよなと思い直します。格好良い…。

結論

ウォータープルーフではないなら白痴に行く際はマスカラは付けないほうが良い。*8

そんな四月馬鹿の一日でした。

さて、四月も始まりましたね。月末まで生き抜きます。風邪だけは絶対にひかない、ひけない、ひく訳にはいかない。
取り留めも無くとりあえず。そこそこ思い出しては追記しておきます。

*1:ニトリではない。

*2:CVはアダモちゃんでもたけまさちゃんでもない

*3:残念ながら対向面に来る呪いが発動されたままである

*4:木村屋のパン食べ放題くらい嬉しい。

*5:本当にすいませんでした

*6:なんでも笑えばいいと思うなよ

*7:今作における結婚して枠

*8:涙の量には個人差があります。