インフルエンザでなきゃ恋

片側にはにくしみ、もう片側には愛がつまってるの

神の目で視た世界(演出家・板垣~)

11/25(日) 産経新聞東京本社会議室
る・ひまわり×産経新聞社 第三弾

「演出家・板垣恭一は知っている」に行ってきました。

メモ
・る~ちゃん結婚して。*1
・板垣さん大好き。
・箱で推す。



ガイドライン

 

\あ、ちょうどその時東京居ます~/

っていう、実にエアータッチでの参加でした。驚くほど身が軽い。予定と予定の間に予定を挟み込むぅ!!!!初演板垣塾・る年特典板垣塾も行きそびれていたオタクだったので今回が初参加です。板垣さんの講話初めましてだ嬉しい~ってひょんひょんしました。
正直な話をすると前日で全身全霊振り絞った後でヨッレヨレでしたので、ゆるゆる聞けたら嬉しいなあくらいの参加モードだったのでふ~わふわしてました。後にそんな事言ってる場合じゃねぇって背筋を伸ばす羽目となる。主に感想。うろ覚えなところもある~よ~ニュアンスで読んでね~。
 
 
 

振り返ろう

 
めっちゃくちゃ楽しすぎて脳死ぬかと思った。
板垣さんのお話ってそれこそインタビューとかパンフのコメントとか、そういう類では拝見してますが、直接聞くのって主に初めてじゃ…?て思った…確か初めて…流れとしてはまず演出とは、があって祭シリーズダイジェストが有って、各祭りの振り返りをちょこちょこ、それから質疑応答!でした。
 

はじめに

 
板垣さんと龍くんの自己紹介と演出家とは、みたいなお話。入った時第一弾とまるで客席が違ったので第二弾で変わったのかなーって思っていたら、これ、板垣さんが入って直してくださったそうです。

「皆に見えやすいように」

ほ、ほ、ほ…ホスピタリティ…(両手を合わせる)。信仰心が芽生え始める*2

ちょっと場所はズレるかもしれませんが

「お客さんは自画像を観に来てるんだと思ってる」
「死について考える時、机に座ってちゃ駄目なんだと思うんだよね」
明治座、凄く良い劇場。俺の好きな劇場の2つの内の1つ。もう一つは梅芸の大ホール。」
 
なんかも覚えてる。
 
 
 

ダイジェスト映像

 
大江戸で映る一学ちゃんに撃沈したり…下剋上で半兵衛様に沸いたり、母礼様の麗しさに奮えたり、伊達主従の後ろ姿と天海さんに胸を震わせたりしたものです。
龍くんが嬉しそうに後ろで見てて「まさかのダイジェストを締める加藤啓さん」って笑ってて格好いいもんなあ。って思った。る年は最高だぞ。
 
 
 

新春

 

若手俳優は刹那的。

板垣さん「10年後のことって想像できる?」
龍くん「うーん」
唐突に殴りかかってくる板垣さんの言葉パンチが重い。
 

化学反応。

諸々省きますが、「初日客席に入って開演前のお客さんの反応を見た瞬間、これ、もしかして面白いのか?って思えた」なんて言葉はあまりにも合掌案件。
 
 
 

大江戸

 

リスペクトが必要

「パロディはリスペクトか、もしくは完成度が限りなく高くなくては駄目」
 
いつもいつもそのクオリティの高さに脱帽する。リスペクトをひしひしと感じる。
 
龍くん「大江戸の(お岩ダンサーズの)ダンスもめちゃめちゃ難しかった」
板垣さん「めっちゃ難しいのやってって言っといた」*3
龍くん「大山(真志)が『俺こういうダンス(バレエとかの系列)得意』って嬉しそうに張り切ってた」*4
板垣さん「あいつほんと上手いよなそういうの」
 
 
 

(どりじゃん)

 
ダイジェストにももちろん無く、お約束の出せないどりじゃん。左とん平さんのお話を少し。
格好良かったしあんなにすっと舞台から捌けられる人は居ないって板垣さんがしみじみ仰ってたの、すごい人だったんだなって。沢山素敵な思い出をくれたなって私も思う。
 
 
 

る典

 

木ノ本さんの気持ち悪さについて

 
木ノ本嶺浩再臨。
 
板垣さんが木ノ本が全然で」って言われてすごい面食らった事を覚えてる。「ある瞬間木ノ本が刀を舐めたの、その瞬間『みねそれだー!!!!』って言っちゃった笑」。それだーーーーがキモいである。*5
 
龍くん「俺休んで、次の日嶺が四足歩行になっててびっくりした」

劇的ビフォーアフターやめぇ。当時且弥さんにもこってり絞られてたらしい嶺くん。よれよれの中で見出したもの…これが一人芝居に繋がったのかなとも思うと色んな起点になる一つなのかもなあと考える。*6

龍くん「今年の祭シリーズじゃない舞台でも『僕どうしたら気持ち悪いんでしょう』って相談された。あいつ気持ち悪くなきゃ正解じゃないと思ってる」

みねくん落ち着いて。
 

100点の男

 
板垣さん小林且弥は俺の中では100点の男」
龍くん「ちょ…え…もう…いぃーなぁー!!」
 
ソーキュートだったよ。
 
板垣さん「且弥が『板さんさぁ』って俺に話を持ってきた時は煮詰めて持ってきた時。だからすぐ聞かなきゃなぁって思う。皆日常的にやってる事だと思うけど、いるでしょう?後回しに出来ない人、且弥はそれ」

圧倒的小林且弥ペダルも漕げるし軍配も持てるしご飯も作れる。る界隈の結婚したい支持率圧倒的一位*7
 
 
 

納祭

 

現代について

人の声が聞こえる=SNS
気にすると疲れちゃうし病んじゃうよねって現代の話をなぞらえたって聞いた時の鳥肌の…ヤバさ…。改めて納祭が観たくなりました。
 

面白いはインフレしている。

「日本の演劇って全部面白いじゃない?」これは揶揄。上にも繋がってくる話で、悪い感想は基本的に本人には届かない(届けない)。だから日本の演劇は全部面白いし、毎回前作を超えてくる。RTとかイイネとか、数で満足しちゃう。インスタ映えするように二人分ご飯頼んだりするのと大差はない。面白くないものは、面白くないって言っても良い。

頭に何かしらの作品が浮かんだ人は私と握手しような。
 

大山真志かっこつけます問題

「大山がぐったりしてる時に『大山、ここ好きにかっこつけていいよ』って言ったらあいつ目を爛々とさせながら活き活きとかっこつけ始めたの。俺あまりにもかっこつけるから恥ずかしくて目ぇ逸しちゃった…笑」
 
大山真志is可愛い。
 
 
 

る年

 

絞られる主演

辻ちゃんにこってり絞るって宣言した」
 
宣言されてまだなお怖いわい。
 

田中涼星は凄いぞ

「あいつ生き残ったね」って言葉、あまりにも重く深いです。
 
 
 

番外編、滝口くんは凄いぞ

板垣さん「ぼくとしょの時、JRが動かなくなって20分開演押すしか無くてどうしようもなくなった時、プロデューサーさんと示し合わせてもないのに二人で『滝口の所に行こう!』って一致した。そして行って滝口に『20分持たせて』って言ったら滝口、『え、分かりました』ってスッて出ていったんだよ…あいつほんと変なやつだよな…」

好感度天元突破滝口幸広
愛されし男、そしてなんとかしてくれる男滝口さん、あまりにも、好き。そりゃあ皆好きになるよね。
 
 
 

質疑応答

 
ふわふわしていまいち正確ではないんですけど多分5つ

刑事ルパンフの板垣さんの俳優評が好き、龍くんをどう評しますか?

私も刑事ルのパンフ大好き~!!!みねくんのところよく読みます!
なんかあの…聞き終わった後龍くんが「聞かなかったことにします!」って言ってたので私も省略します。素敵な言葉をいっぱい仰ってて凄くうきうきしました。
 

板垣さんがるひまと組む理由。

弱みを握られているわけではない。(大事なことなので赤文字にしておきます)
沢山、新しいことにチャレンジさせてくれる場所だから。ってあまりに素敵な返答されてました。恋する。
 

辻本くんについて。

板垣さん「顔が小さい」*8
髪型盛らないと顔小さすぎて見つけられなくなっちゃう(くらい小さいので)いつも苦労するそうです。
あと、明治座の着替えコーナーのお姉さんたち人気ナンバーワンだそうです。王子様流石です。
板垣さん「いつも笑ってるから、俺は毒を体の外に出しちゃうけど、辻ちゃんは中に溜め込んでないかなってくらいいつも笑ってる」
龍くん「でもたまに笑ってても悔しいんだなって時は分かる。次の日しっかり立て直してにっこり笑ってる」
あまりにもいつも笑顔でずっといるんだなって思ったら辻本くんの表情筋どうなってんの。私仕事してる時いつも田村麻呂だよ。

けど、龍くんが辻るの話もしてくれて「つじもっちゃんのカテコの笑顔があまりにもよかった、心からって感じがした。生で見られてよかった~」って。

あまりにも分かる。

辻本くんのダイヤモンド感に当てられる客席本当に愉快と言うか多幸感で最高でした。
板垣さんがその話を聞いて、「本当?!観たい!!!」って幸せそうに言ってたのがあまりにも印象的です。龍くんがすぐさまるひま側に確認取ってたの可愛かった。私ももう一回観たいなあ…辻本くん菩薩だもんな…。
 

安西くんについて。

「安西=真ん中に立つ人じゃないかなって思う」…みっちゃんのずんどこ、「本来普通だったら脇とかで共演者を笑かしに掛かったりして笑いを誘うようなものなのに、安西は俺の目を見て真っ直ぐずーんってやったんだよね。」*9
「成長してるっていうか…成長はしてないな。ずっと完成してる。」ってなんかものすげぇ言葉を言われていたよ。
龍くん「安西は怒られても顔真っ赤にして向かってくる」
板垣さん「折れないよね。折れないようにしてるのかもしれないけど
龍くん「次の日またちゃんと持ってきてちゃんとするんだよね」
板垣さん「可愛いよね…」

安西くんは改めて化物なんだなって思いました。可愛い化け物…。
 

死について、思い入れのあるキャラ、もしくは場面

これめーっちゃいい質問でしたよね。龍くんが質問聞いてすっごい嬉しそうな顔してたし、板垣さんも嬉しそうな顔してたの見えた!終わった後龍くんが「最後に相応しい~」なニュアンスの言葉を言っててすごいにこにこした。脳みそ冴える素敵な質問だった。ありがとう質問した人!
 
固執したシーン的なものとかは無い。」
…死ぬという事は物語には必要。例えば花が枯れるとかでもいい、暗喩表現でも、一つは盛り込むようにされている。

「幸せは数えられるものだけど、不幸は状態」
…今回のあまりにも美しい表現2018大賞を受賞したお言葉です。

「苦悩−意味=絶望」
…絶望の中に意味が有ればそれは苦悩。苦悩から意味を除けばそれは絶望。

「ハッピーエンドだけがハッピーエンドではないって僕は思う」
…メリバの民「 わ か る 。 」
 
板垣パワーワードでぶん殴られる。脳みそフルボッコ



そして最後に板垣さんは
「あ、有ったよるひまで続ける理由。シリーズにしてくれたから。
って仰ってました。

チケットを買おう…買うんだ…って言葉が頭の中でメリーゴーラウンドした。*10
 
 
 

雑感

 
個人的判断で覚えてるけど書いてないこともあります。そのラインはあやふやだから本当だったらもっと書かないほうが良いことも有ると思う。DVDにもなることはないかなあってくらい赤裸々なお話がいっぱいで…行った人はハードな容量詰め込まれた感有ったんじゃないかな…私の容量が小さいだけ?それくらい濃密な話が最初から最後まで。マジトッポ。
脳みそ冴えて冴えて考え事したくて爆発しそうなくらい板垣さんのお話はずっと面白くてフル回転させられた。
頭のいい人はこちらの知能レベルに合わせて話をしてくれると聞いたことはありましたが、まさにそれ。板垣さんは目を見て、まっすぐお話してくれる人だった。好きになる!!!!!!!って思った。龍くんが心底惚れ込んでる理由もなるほど…でした。恋しちゃう板垣さん…かっこいい…(ミスチョロQ)考えることを止めたくはないなと思うし、いっぱいいっぱい知識を増やして全てに対してクスッと出来るような知的な女になりたいです。すっっごい楽しかったです。またやって欲しいです。

私は板垣さんの目線は神の目だと思ってる。演者にもお客にもスタッフにもなる神の目。俯瞰の天才というか。
色んな物事に対して厳しくてでもめちゃめちゃ愛があって、優しくてこう…マゾ心ゴリゴリやられるようなあまりにも素敵な方でした…すき…るちゃんまたぜひやって欲しいです…めっちゃめちゃ楽しい。生きてる気持ちよさを久々に感じました。頭いい人ってこれだから困る。でもあんな言葉を毎日浴びてたらロスになっちゃうからお客で良かったなあって思ってます。
最高の2時間でした。る・ひまわりには神しかいない。

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此処の景色大好きなんだよね。また来たいです。

*1:n回目の求婚である

*2:チョロQ

*3:

*4:龍くんはあくまでブレイクとかその系列だからリーダーになったものの苦労したって話

*5:なんかもうこの話聞いたら私も全部受け止めようって気持ちになったので板垣さんありがとう

*6:前日みねくんのイベントだったので思うところがあるオタク

*7:近隣調べ独自の解析

*8:分かる

*9:逸話が過ぎる。

*10:調教されしるひまのオタク