インフルエンザでなきゃ恋

片側にはにくしみ、もう片側には愛がつまってるの

アイアムミー、きみはきみ。(る変/明治座の変麒麟にの・る)

2019年12/28(土)~31(火) 明治座 
明治座の変 麒麟にの・るを観てきました。
 
メモ。
・恨み10割感謝10割。
・今年も楽しかったです。
 
 
 
 
 

 
 
 
 

ガイドライン

 
あけましておめでとうございます。おつかれさまでした。個人的にはうんねんぶりに元日地元へ戻りました。
いろんな事があったと思う。過去ワーストでPVやら情報が出て来なかった公演でも有った。滅茶苦茶だった。多分オタクも俳優も運営も情緒がぶっ壊れてた。しょうがなかった。
 
いや、運営は壊れるな。
 
…と、冷静に言いたい私とるーちゃんはしょうがないよなって言いたい私の気持ちはせめぎ合う。一番の恨み言は後述するのでぶっちゃけ他に関してはそんなに言うことないです。るーちゃんはベストを尽くした。
 


 
le-himawari.co.jp
 
祭りだよ。今年も祭りが来たよ。ムック先生での祭シリーズだよ。番外編ってなんですかー!?*1
いろんな事があったけど、それでも祭は楽しく有るべき。そんな気迫を感じる年末でもありました。純粋に楽しみました。たまに泣きました。
 
 
 

全体感想。

 


 
赤澤ムック先生って神だっけ…神だったわ。
 
とっ散らかった頭の中で考える。パニックだったため、話を上手に捉えられたのは二回目以降でした。
 
空港のシーンで何回か敦盛*2のままはけていくみねくんは何度も同じネタをしたがる。とても可愛い。幕が上がってキラキラ舞う誇りとか粒子が見えて、今年も始まったんだなあってじわじわ感じる瞬間がやってきた。
一幕終わりも顕著ですが、編成が御伽噺とかジオラマ・オルゴールみたいだなと思ってました。伊藤さんの音楽だな―って思うしムックさんの世界だし原田さんの抱えた箱庭だなとも。綺麗な融合してた。全体的に闇の薄い仕上がりで胸が苦しくなるよりもエモーショナルに寄っててこう、陽の男原田優一を一身に受けた気持ちになる。どうしても贔屓目で見てしまうあれやそれやが有りますが、それでもやっぱり呻くみたいな苦しみの代わりに奥底に沈み込まされるものを与えられたという認識でいます。プロジェクションマッピング頭に入ってこなくてただただ凄いな―って思ってたりしたら過ぎ行ってた。
 
この世において「刹那的なものは美しい」と相場が決まっているので仲のいい織田軍、二回目以降はそれは夢幻で永遠ではないと教えられるもの。割とるーちゃんの作品は何回も楽しむオタク向けに設定されているからこそ、違って見える見え方が用意されているように思う。対する様に決して損なわれない秀吉軍の絆に心ギュン掴みされてるオタクわんさか居るのも知ってる。オタク自分で入水しておいて直ぐ沼のせいにする。
 
自分が何者でも良かった兄と、何者か…織田信長にならなきゃいけなかった弟。全て浚い、兄の名前を継いだ男。名前を捨て「ポチ」と呼ばれた男。真っ向からW座長が全力で殴り合ってる図を見せられて何を思えば良いのか分からなくなってしまった。最終的に「弟の兄」であった兄、「兄の弟」であった弟。
光秀の名前を差し出し、将軍を欺きながら不具合が起きれば切り捨てようと模索していたのにそれすら崩された左馬之助、支えた煕子、信じきれなかった信盛、信じてなんていなかった村重、愛を踏み躙られた妹、愛を捨てきれなかった勝家さま。愛に生きた長政さま、愛されることを望み踏みとどまることにした竹中くん、天下人の妻にしか興味がないなんて言いながら愛していた帰蝶さま、神の使い白が似合う田村さん。「人」が分からぬ俗に濡れた神の子。胡散臭い笑顔の似合う顕如さま。過去の栄華を取り戻したかった将軍様、ただただ信長の存在を信じた秀吉さま、秀吉さまを信じた三成、甘いお菓子とお互いを疑いもしない蘭と丸。二人の少しだけ差異のある家康さま。異なるルイス、もしくはルイスとフロイス
 
お兄ちゃんから弟に贈られた言葉は全てを解す魔法であり、一生を縛り付ける呪詛だなと思った。
 
赤澤ムックさんの描く話には人の一生が見える。と私は思ってます。生い立ち、現在、そしてこれから進むであろう未来、果てはこの世からいなくなる瞬間、ともすれば転生後の先の世界まで。ムックさんとるーちゃんの中で生きてる人たちには人生があります。愛おしい、人間らしいと思ってしまう、キャラクターを愛してしまう根源だと思います。そしてムックさんの言葉遊びは本当に面白いからすきーーーーー。直される前の麒麟が来る男は違う」のとこ最高。最高。言葉遊びアーーーーーーーーーってはしゃいだ。オタクこんなにも愛おしいものを譲り受けて良いんかなと言う気持ちと大切にしたい気持ち。泣き叫んでこの世を恨んでた日々もまあまあ報われます。
 
今祭、まだ観たいとかそういう感情が完全になくて…おなかいっぱいなところある。満足した。アフターケア要らないレベルでおなかいっぱい。完成された物語のように感じた。よ。1部が終わった後「エモい」「エモい」とそこかしこから聞こえてきてにこにこするなどしていた。
 
 
 

各感想。

 

光秀さま。(平野良氏)

本作におけるブコメ主人公枠。吸引力の変わらない掃除機、愛されて止まない男。ズルい男。それでもアイアムミ―、オレは、俺。出で立ちが彦星。感情を向けられるのが苦手。視線に敏感な人。正確には見られることが苦手。ってのも近いんじゃないかなと思う。
何不自由無い満ち足りた生活(と他人には思われ)誰からも愛されている存在と認識され、基本落ち込まない。今作の最も芝生が青く見えるお家。って象徴だった気がしてる。お顔に諦めと哀愁を讃えているけど左馬之助にだって信長にだっていつの間にか嫉妬されてた、生きてるだけなのに。あーーーーーーって唸るところで人間らしいなって思ってしまう。皆が大切にしていた名前や誇りを掲げなくても、自分は自分で居られた唯一の人。
基本平野くんは天衣無縫で全てがナチュラルだなあと思う。芝居と本体の境目が凄く見えにくい。安西くんとは真逆と言うか…今年のW座長は寄り添うよりも真っ向から対立し合う関係に思えたなあ。読んで字の如くクレバーな平野くんが光秀として存在する物語、安心して見られたなって思います。
 
 

信長さま。(安西慎太郎氏)

照れくさいほどの呼び名が似合う…♪頭を駆け巡るあいつこそがテ○スの王子様ううん正しくはバドミントンの王子様ですが。
私は安西くんをるひま以外で目にすることは殆どありません。毎回何かをする度に界隈がざわつき褒め称えられてる事は知ってますが。正直言うと、違う世界の人だと思ってる。異空間に生きてると思ってる。唯一無二の男は違うなと思います。私個人だけの感想で言うと「浴びると体調崩すレベルの毒」だと彼を認識しています。
安西くんご本人は「嫌われる役作り」と称していらっしゃいましたがか細く繊細、純粋に一つを目指し名前に固執し続けた苦しむ人。台本を見てると全く違う人物像が浮かぶため、安西くんの軌道修正ゆえのあの信長さまなんだなと感じたりしていた。本ではもう少し軽率な第六天魔王でございました。所作一つ一つ美しいって言葉しか出てこない。お顔が綺麗。名前に縋り誰よりも自分で在りたいと自分を失くした男が涙する瞬間を忘れることはそりゃ出来ない。「お前は俺の弟だ」という言葉と最後に贈られた歌を抱え、大切に生きる元天下を取ろうとした男。物悲しい、けれど優しい人になってしまったおっちゃん。寝付きの悪い、剣の腕前の立つ優秀な弟、信長のたった一人の大切な弟。
安西くんは違和感とか胸騒ぎこそ似合う人だなって見てると思う。解除しちゃうとふわっふわの綿菓子になっちゃう所含めて愛されて育つ子だなと眺める。
殺陣が上手すぎて早すぎて周り置いてけぼりになってる時も有るのでこう…こなしてきたものの差を嫌でも思い知るし一度上に放ってから担ぐポージング美しすぎて天才の域さえ出てたな…何ていうんだろうな…苦しみぬいた末に思い通りの動きを身に着けたと言うか…努力の量と元から有るであろう才能量…積み上げたものと備わっていたものの膨大さを感じる。これ以上見たら身が危ない、と思う。
 
 

秀吉さま。(木ノ本嶺浩氏)

彼に関しては無害の君子の御旗を個人的に掲げたいと思います。私が木ノ本くんのオタクだから…というよりかは、客観的に。
誰よりも誠実で、誰よりも直向き、他の誰よりも信長さまに忠義を尽くし、上司も部下も満遍なく愛し愛され己を貫く秀吉さまでいらっしゃったと思います。毒か薬かで言えば圧倒的な薬。例年ハートマークの内側から主演サイド二人は重要ポジと相場が決まっているのでそうなんだろうなとは思っていたけれど…格好いい、みねくん風に言うなら「ハンサム」な役どころだったなと思ってます。
歌の音頭取りは貴方のお仕事なんですか…?と疑問を投げかけてみたくなるくらいるひまとんちき音楽シリーズはみねくんのクラップから始まりますね…どれだけ早く手を打てるかみたいなバトルでも有る気がしてる。*3。後半に行くにつれ気が狂ったようにリズムを打つ秀吉さまをどんな顔して眺めてれば良いんだろうって思ってたが結局ずっと眺めてた。ずっと可愛いけれども。
それでも信長が光秀に向ける感情に羨望の瞳を向け、「馬鹿だから」と森蘭森丸に言われれば地面を見つめ堪え、家臣を守るためなら主君に刀を向けられても退かない…立派な…新たな秀吉さまだったと思います。秀吉さまの指先がふるえ意思を持って動く時、これが観たくてこの人を応援しているんだよなと何回も思い直します。は~あ天才なんだよ応援してる男。って素面で言うレベルでずっと手見てる。
算盤じゃんじゃらやってる時の得意げなお顔一生眺めてたいよ。光秀に食わされて睨む顔が最高に陰湿で好きだよ。秀吉さまのひねた部分とみねくんのジト目は親和性が高い。信長さまを慕っているからこそ何故か傍らに居ることを(大して使えないくせに)許されてる光秀を忌む秀吉さま。墨俣一夜城で鼻高々する秀吉さま。猿。
私個人としては誰からも愛される秀吉のポジションを、言動を、人生をムックさんがみねくんに贈ったという事実をどこまでも愛おしく思います。人の懐に入り込んでひっついて、笑って懐柔して困ったみたいに笑う人を好きだなと思う度、これからまた見せてくれるであろう景色に浮足立つ自分がいます。
「勘がいい秀吉」が随所に溢れていたのも凄く良かったなぁ…みねくんらしくて。「俺の勘が~」って言葉が出る度、これはアテ書きの部分なんだろうなと思ったりなどした。ムックさんが眺めた世界のみねくんが秀吉さまにも溢れててぎゅーーーーーってなりました愛おしい。ムックさんが新しく渡した挑戦状、みねくんはどう受け止めてたんだろうなと思ったり、ムックさんはどう答えを見てたんだろうなと考えたり。間違いなく秀吉さまは今作のリアコ製造機です。るぽえをどうかよろしくお願い申し上げます。
 
あ、殺陣美しかったですBravo。血反吐吐いてた一年を救われた気がしました。怨霊解散。
 
 

長政さま。(大山真志氏)

おつかれさまです過ぎた…ご本人もファンの方々も。素晴らしかったな…としか言いようがなかった。たまたま刀が跳んだ後のラウンジに入ってたらいらっしゃって…刀の件あわわ…ってしてたの凄く年相応で大山くん愛おしかったです。
 


ツイートド天才でだばだば泣いた。
 
 

お市さま。(凰稀かなめさま)

美の権化お市さま。割と馴染み深いお市さま(柴ちんの嫁だから)美しく、心の奥底を浚った真っ黒なものがチラつき、ただ全てを一人に捧げた人。愛おしいと同時に羨ましいと思う。愛し愛された記憶が自分を縛り付けてる現実が伸し掛かって来る。それでも柴ちんはそれでいいんだもんな…お市さまが好きだったんだもんな…。越前の民はとても物悲しさを感じつつ、それでもやっぱり長政さまのお隣で笑うお市さまを好きだななんても思うのでした。
 
 

将軍足利義昭。(川隅美慎氏)

義昭ちゃん無限可愛い地獄。髪の毛が明るい子は駄目なんだって何百回言えば良いんだい。自分は自分なのに歯痒く上手く行かず苦しみ狂い笑って居なくなった義昭ちゃん。一学ちゃんがフラッシュバックした。愛するに決まってらぁ………。美慎くんの動きが俊敏過ぎてお人形さんみたいでずっと目で追ってたかった。ちょこまかちょこぴょえってなってるの可愛い…可愛いね。気が狂って笑う男全般的に愛してる。
 
 

煕子さま。(井深克彦氏)

 
\煕子がいちばんきれいだよ/
 
横浜ウォーカーかなんかの任侠温泉思い出した。煕子は可愛いね、綺麗だね、君が奥さんなのが良い煕子が可愛い。煕子はずっと可愛い。左馬之助さまのお気持ち分かりみ。顔がな…好きなんだよな…………………………深い溜め息を吐き出さずにはいられなかったよ。たけくらべの美登利を思い出しました。
 
 

三成くん。(谷戸亮太氏)

常に天才だから谷戸さんはもうしかたなくない?(何が?)秀吉軍可愛かったね…本当に可愛かった。谷戸さんは常に可愛い。秀吉軍家族可愛かった。イケメンを問う下り当初はなかったんだなって思うし落日に秀吉さまに認められてきゅんてしてる三成無限可愛い。分かる。私も谷戸さんのお顔が大好き。三成、秀吉さまが刀を突きつけられてる間はずっと不安そうに顔を歪めてるんですよね大好き。あまりにも大好き。
 
 

きりん。(加藤啓氏)

 
る変の揺るぎない正統派ヒロインだった*4
 
フライングも花道もメイングループでのダンスも歌唱も全部やってて加藤啓が主役なのでは…?と百回くらい錯覚したし多分間違ってない。可憐で一途で愛おしい正しくヒロイン麒麟。愛おしかった。「ポチ」って呼んで光秀が振り返る時至極嬉しそうに笑ってらっしゃるので愛おしいの極み。
 
 

おっちゃん。(粟根まこと氏)

ひたすら上手い。雑学聞く度にトリスケリオン……って頭を過る。優しくて、染み渡るみたいな寄り添う言葉と声と。この人の器用さをどう現せば伝わるかと考えたが万人知ってるわ。もう、あの、粟根さんうめーーーーーーーで全部片付いちゃう。空間を取り仕切る力に圧倒される。
 

正親町天皇さま。(辻本祐樹氏)

笑顔で殺戮。やめて欲しい。美しい。辻本くんはバファリンの半分の成分で出来てると評判ですが不思議とゾッとするほどの闇も連れ立って持ってるよな―って見ちゃう。哀というよりかは惑なんだけど。たまにびっくりするくらい他人は他人って突き放す所含めて辻本くんの優しさって感じがする。人は人。正親町天皇にもそれが反映されてて面白いなと思う。辻本くんの冷たい仄暗い闇は人には救えない類に見えるからまさしく神の子は相応しいなと思う。
「一度幽霊を抱いてみたいと思ってたんだ」って言うから相当遊んでるなってニュアンスで面白いなって思う。欲塗れしてる。
「こんなにも人間らしいのに」って誰よりも不似合いな言葉を吐き嘆くのエグいな…エグい言葉を贈られてたな。秀吉に豊臣の名字上げるところ見たいよ。日替わりルイスがどれだけちょけようと正親町天皇だけは笑わないの、何度見ても胸が震える。少しだけ、顕如に心を許してる描写に人ならざるものの弱さを感じたりもした。デカ兄弟は空気が寄り添ってて慈しみさえ感じた。邪悪だが。
「ただの紙だよ」は「ただの神だよ」に聞こえ続けている。
 
 

ルイス。(日替わり)

ふざけていいのは一幕だけだぞ…と思わんことも無かったが楽しそうだったのでもういいやってなった。正親町天皇周りなのでうっすら不安になることも在れど、演出家様も弾けてらっしゃったのでそれはそういう話なんだと理解をすることで事なきを得る。
 
 
 

謎だなあって思ってるところ。

 

首すげ替えシステム。

帰蝶さま「駄目ならまた信長の首を~」に由来しますが、代変わりor踏襲システムの謎。逃げ出して弟が兄になったとは言え、信長の見た目が変わろうと名前に牽引されてその人に成れるというシステム。覚えている人、いない人がいる。お市・秀吉は完全に光秀を兄信長と認識できないし、信盛・村重・帰蝶はどうやら覚えている。(勝家は分からん。)妲己ちゃんのテンプテーションみたいなもん…?と言うか…?もしかしたら名を冠するもの(信長)への心酔度が高ければ高いほどすっと受け入れられる類のものなのかもしれないと思っている。信盛は実際裏切る側な訳だしなーって。でもそうなると二人いた兄が一人になってもすんなり受け入れられたお市は…と思ったが、市はそもそも長政さまが居れば兄上の思慕はどうでもよかった。って認識でも良いのかもしれないなんて思う。にしては唯一無二の親友浅井長政もすんなり代替わり後の信長と睦まじい。親友である。んーということは信長(信行)の代になってから仲を深めたと考えるべきなのか。分からん。まあそもそも麒麟が現代に出向き「半兵衛の代わり」を探している事からもう全人員補完計画なのかもしれない。全ての話が最良に進むコマを探していたのかもしれない。死を持たずとも「名前」で踏襲可能なシステム。深く考えたら負けな気もすれど。じくじく考えてしまいます。
 

麒麟とは。

竹中半兵衛が死んだら現代に戻してあげる」ということは麒麟と田村さんは未来がどうなるか存じ上げているんだよな…星々の約束で言うところの天之図(神の目線から描かれた天体図)にあたるんじゃないかなと思います。争いが嫌いな麒麟、たまにポンコツ麒麟。天下人にしか見えない麒麟。信長と信行二人には見えた麒麟二人の「信長」には見えた麒麟。産声が秀吉さまにも聞こえた、麒麟。神獣。珍獣じゃないよ。神様だもの。
見えない麒麟と添い遂げるおっちゃんの隣にいる麒麟。徳川の間は生まれる必要のない麒麟。今は何処に居るんだろうね。
 

双子。

森蘭丸が双子説なんてあったっけ?と諸々漁ってみたけどそれっぽいのは無かったので内側都合かなと落ち着く。そもそもるひまのお蘭はまあまあの冷遇なのでいつも物悲しい気持ちになる、ポジション的な意味で。双子である意味、必要。少し分からん考える。るひま時空の信長さまは鍋時空に比べると圧倒的にお蘭を愛でてないな…と思う。それでも私は「蘭と丸もおいで」って信長さまの声に毎度慈しみなどを感じていた。可愛がってはいたんだろうな…一番じゃないだけで。残酷な御仁。
 
 
 

二部。

 
記憶することをハナから諦めた。いろは坂のロゴ赤くなってて憤怒した。ロゴカラー展開突然いじるのはあかんやんけ。
30日ソワレに情緒をぶち壊され記憶がほぼない。辻本くんの「愛してるぞ」に勝る破壊力がピンと来ない。お仕置きペガサスにすかさず入り込んでいったみねくんに泣く。この頃もう涙腺はただ馬鹿になってる。いろは坂の曲紹介をする度に涙目になってしまう三上くんをどうしても忘れることは出来ず。いろは坂の気迫に連日負けてしまいそうだった。7人おった。
 
オープニングアクトで世代を感じ、ヘーアンセントで推しの言葉を感じ、ジーザスひたすら楽しく踊り、吉法師で足利師匠可愛いなぁって蕩け、いろははやっぱり泣けました。
 
多和田くん…背が高い。長い。大きい。
さと兄…個人情報の流失。さと兄と会うと整えない平野くん。
佐奈くん…みかみまさし「子犬」 佐「(お弁当)あけて!あけて!!」
永田永田…崇「あいつのギャラ0にしてください」
杉江近藤…杉「お前ちゃんとやれ」
山崎くん…人形劇始めないで。
内藤みりんちゃん…口開いたまま膝ついて笑うみりんちゃん幼児。「稽古日程って言っても良いんですか?」*5
 
笑って、泣いて、忘れられない思い出になりました。楽しく終わってくれたことを有り難いと思ったし、それこそ触れないでくれたのは彼らなりの意志なんだろうなと思う。楽しいから観てない方はDVD見て楽しんでください。Tacata'は無理やけどな!!!!!!
 
 
 


 
元日、SOPHIAの「星」をぼんやり聞きながら新幹線に揺られてました。
自分は何者か、何に成るのか、何を為し何を目指すのか。そんな事ばかりを考えました。誰でもない、自分は自分、アイアムミ―。そう言える強さを誰もが持ちたいと願う。あなたは何者だと問われた時、明確に答えられる人がどれ程いるのか分からないけど…死ぬまでには明確に答えられる何かを見つけたいと思いました。
 
 

8公演、おつかれさまでした。
 
いい話だったなあ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ここから下は私事しかないやつです。感想は上で終わりです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

全通券。(どでかい愚痴と圧倒的感謝)

 
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新たに導入されたシステム全公演通し券。8公演通しのチケットがるひま先行限定で出ました。台本が付きます。納祭のプレゼント未遂から欲しくて欲しくてずっと感想にも通販備考にもアンケートにもツイッターにも書き続けた先生の台本がとうとう手に入りました。この写真だとオレンジに見えますが表紙が黄色いんだよなぁ…愛が溢れてた。
 


元は白かったんだなと。
 
まあ、私の胃はぶち壊れたが。
可愛さ余って憎さでフロアを揺らし沸かせるレベルでストレス溜まった。選択肢を持たなかったんで当たり前のように買いましたけど当日まで席が分かりませんでした。ジーザス。前日12時で引き換え場所すらアナウンス無しで「10万払って蔑ろにされてんのウケんな」とメンタルが翳りました。デメリットを抱えても欲しい台本でしたがそれ以外は特段優遇が掛かっていた訳でもないです。席の範囲があらかじめ指定されてたわけでも無いですし。心構え出来ない。年末祭って大体席配置見て今日はこうしよう、明日はこうしようって思い描くじゃないですか9時間も有ると。特に客席間狭いし明治座。プランを描けたのが初日公演開始1時間前でした。当日券や見切れ券のアナウンスが有ったのにまさか発表されないなんてそんな…って驚いたよね。結局23時前に引換え方法のアナウンスしてくれましたが。それまで若干シュレディンガーのチケットかなと思っていた。
 
全通券を買うようなオタクはどうせ早い時間から来るだろって思ってたか?
 
大正解だよ。*6
 
そこかしこで話出てるし別に言っても良いんじゃないかなと思うので…周りにも確認しましたが今回は「全員に最前が1枚」付与されてました。あとは満遍なく各ブロック配分されてた感じだったかな。るひまさんへ、私ずっとセンブロで観たいです。突出してその他の席が良いわけでもありません。全通券組はいくつかにグループ分けされており、全日ほぼ同じ面子で移動していたように思えます。仲良しすな。1階だけは確約されてたのかな。今後有るかは知りませんけど人数に寄って変動するでしょうね。
 
ということで私にも最前列が有りましたとも。*7
 
 
 
去年、バクステツアーの待機時間で初めて座った最前列。
ずっと憧れだった最前列。
いつの日か座ってやると決意をしてた最前列。
 
自名義チケットを持って座れました。夢でした。
 
 
 
初日初回に。
 
 
 
心の準備が出来たと思いますか?
 
 
 
出来るわけなくない?
 
 
 
こっち意味分からんまま最前列だぞ?!?!*8
 
 
 
おのれ、る・ひまわり………!空港から終始口開いてた。久しぶりに田村さんのセクシーココナッツを存分に嗅ぎました。強い。セクシーココナッツ強い。諸々記憶が飛ばぬよう踏ん張ってましたが競り上がってくる兄弟回想で頭の秩序が崩壊し、ベストファッションで吹っ飛んだ。台湾ラーメンからのベストファッションダメだよ本当に見えなかったからビックリしたよ大山真志くんのわがままボディで綺麗にノーマくん隠れてたよ。
 
視界ノーストレスで眺めた初演、とんでもない思い出になりました。
 
ちなみに塾の時お知り合い方に「初日初回で最前持ってこられたらどうするんだって感じですよね」とガストで笑いながら言ってました。言霊力とフラグ回収力が鬼強いです。軽率に口を開くもんじゃないと思いました。反省は別にしてない。ありがとうる・ひまわり、もう少しだけオタクに優しくしてくれ。るーちゃんで叶えたい夢は残すところあと1つになりました。今年年末が有るならやりたいと思ってます。台本は毎日読んでる。これからもきっと、事あるごとに引っ張り出して読むでしょう。るひまの棚に並べました。
 
でも周知は全員にしてね。
 
 
 

ガチャ

 
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ガチャ。とうとうハメパチの時代が終わりアクスタという文明に到達しました。自引きもしたし交換もしていただいたし大変良くできました。
 
るひま頼むあの業者変えてくれるひまが頑張っても業者の中の人が改善全くしてない。*9
 
 
 

ラウンジ

 
人が来るよ的な噂は聞いていたけれど。聞いてはいたけれども。
 
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29日1回目休憩。ほんの少ししんみりしながら美味しいなあってパン食べてたら秀吉さまと正親町天皇がラウンジにいらっしゃいました。なあ、私はパンを食べているんだぞ。って思いつつ頬張ったまま固まりました。入ってくるところ見えたんですよ入り口向きで座ってたんでね。とうとう幻覚を見るようになったんだなあと思いました。現実でした。
 
味分からん。
 
秀吉さまがお客様に「何食べられてるんですか?…あぁ、たっきーさんの」って言った瞬間お顔が歪んだの見て泣いてしまうやろやめて。
 
沢山御愛想して出ていくお二人を見送りながら放心してもごもご食べてました。味が分からん堪忍して。
 
 
 
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30日2回目休憩。今日こそしっかり食レポするノリで食べるぞ!って食べてたら煕子さま、秀吉さま、田村さん、長政さまがお見えになりました。
 
頼む味覚を返せ。
 
先生は5人だった。立たされた。久しぶりだ…カウントダウンぶりだったかな…。どたばたしてしまった。流石に前日ほどのパニックにはなりませんでしたけれども。
結果2/2でしたありがとうございました…ぺろって舐めたパッションフルーツドレッシングに舌ビリビリしてこれこういうゼリーかなと思ったらお隣の方が綺麗にサラダに掛けてて恥というものを感じましたね。でもやっぱり…不思議と愛しいなぁ…とメニューを眺め、思いながら食べました。
 
 
 

他の食べ物。

 
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Mさんが来た日は大抵お弁当を食べてるよ。
 
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「好きなタイプは餃子」
 
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いい加減食べてみたかった花やぐらのサンドイッチ。
 
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花やぐらのカレー食べないと年は越せない。
 
 
 

るーちゃん。

 
アイドるーちゃん。
 
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今年もお前がナンバーワンだ。
 
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今年は横顔も撮らせてもらったよ。
 
 
 

応援グッズとか物販とか。

 
前日物販がある祭でした、る典の時にあった…気がする?だつの時か?知り合いがるフェアのDVDを前日物販で3本買ったことは覚えてる。今年もバラエティ豊かでしたね物販。自ユニ分は一揃い買ったつもりだけどパンフクリファイルブロマイドマフラータオルにシール…あとはるーちゃんがオリジナルでキンブレやらチケホルやらフォトアルやら出してましたね。物販のお姉さんがマフラータオル見つけられなくて「ふぇぇ………」って言い出した時は素直に可愛い、がんばれと思いました。ちなみに私が見つけて私がクリックした。電子になったるひまのレジ。可愛い顔の子は何でも許す。なんでもせえ。
パンフにムックさんの写真が入ってるのはファンサですかるーーーーーーちゃん!
 
ドルオタらしくキンブレシート作ったりふりふりのリボン付いたうちわ作ったりタオル作ったりドルオタらしい(らしい?)応援グッズに精を出しました。やるからには徹底的にやりましょうオタクだものを合言葉に。ファンサくださいの精神だけはいつだって最前線。こちらも大体両面テープです。両面テープ本当に偉大だから皆買えばいい。ダイソーと両面テープとハサミ有ればオタクは作り物に勝てる。
 
 
 
 
 
まあ…今年もよく頑張った。
 
 
 
 
 

終わりに。

 
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一月一日、靡く幟を眺めながら色んな気持ち。
 
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双子みたいな座長幟。
 
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とうとうポイントも溜まりホテルが一泊無料だったよ。在住生活も3回目になりました。何やってるんだろうなって思う気持ちも在れど、どうしても離れられずにいます。楽しい舞台なだけに余計な感情に左右されるのを悔しくも思いました。るひまはちょっと省みて欲しい。*10
今年もめいいっぱい楽しみました。そんな祭りでした。
 
 
 
「甘いなあ」 「甘いねえ」
 
 
 
当たり前じゃない、日常は当然じゃない。だからこそ大切に生きなければいけない、「今」を。そう教えてくれました。
るーちゃんが年末に祭を催してくれるのも、いつもの面子が集まるのも、ムックさんが書いてくれるのも、DVDにいろんな事がしっかり納められるのも当たり前じゃない。甘えちゃいけないし真摯に迎え撃たねばなと襟を正しました。「脚本、赤澤ムック」と場内でアナウンスが鳴る度背筋を伸ばしてました。これからも弛まず何が出来るか考える。
 
そうだね、とりあえずお金を使うんだよ。*11
 
 
 
わたしはわたし、あなたはあなた。こんなに簡単で難しいこと、そうそうないんですよね。
 
 
 
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どこを見ても、絶対どこかに居るんだよな。愛おしい人だなあという感想が一番かもしれなかった。またね、たっきーさん。
何かしらが有ればまた追記しますが一旦これにて、おしまい。

*1:初期の頃は本編に付いてるけど後に行けば行くほど記事には2部が番外編って表記になるので謎しか生まれない

*2:そろりそろり

*3:ライバル視すな

*4:井深氏は今作ヒロインっていうか役者だったから安心して来年狙って欲しい

*5:この言葉こそが真実

*6:9時には居たわ

*7:最前が嫌いなオタクなんかいない

*8:a.k.aこっち米沢から九度山だぞby兼続

*9:ほんと癒着と漏洩クソ

*10:主に運営

*11:お金出す以上の価値はオタクにはないですね