インフルエンザでなきゃ恋

片側にはにくしみ、もう片側には愛がつまってるの

話すこと、離すこと(あんのリリック)

 
俺のエリカさまが今日も世界一可愛く綺麗である自慢。
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(全人類あんのリリックを見てくれ感想)
 
 
 
 

あらまし。

 
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芸大生の桜木杏(広瀬すず)は、友達がいない。日々のささやかな楽しみは、近所の掲示板に貼られている“言葉”をめでることと、匿名でラップのリリック〈歌詞〉を作ることである。ある日、何気なく口ずさんだリリックをきっかけに、大手広告代理店勤務のコピーライター連城昴(宮沢氷魚)に声を掛けられる。俳人でもある昴は、上司の塔矢ローズゆり(夏川結衣)から、俳句とラップをテーマにしたプロジェクトチームに引き入れられ、この突飛な企画に頭を悩ませていた。昴に丸め込まれた杏は、プロジェクトの手伝いをすることとなる。俳句は知らないし、人間関係も不安だった杏。だが、初めて参加した句会で個性的な面々と出会い、俳句の世界に惹かれていく。そんな中、代理店での打ち合わせに参加した杏は、リリックを提供していた売れっ子ラッパーと鉢合わせてしまう。
 

 
 
 


 
奥泉 エリカ(赤澤ムック)
 
 
はい決定(契約するみうの絵文字)
 
 
 

見方。

 
1.WOWOWに入る。
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以上。
 
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直接飛ぶならこのページ。
 
今ってこんな簡単にわうわうくんが見られるんですね…初月無料だから皆見てくれ。
推し澤ムックという有り余る幸福を差し引いたとしても私は大変この作品の音に惹かれている。
 
 
 

感想。

 

全般

エリカの女だからよぉ。
いるか句会の時こそハタとしてエリカさまばかりを見ていますがその他は普通にドラマとして楽しんでしまった。原作も履修しようと思ってたけど先にドラマを見てしまい、始まりから難解ではてさてうなはな????ってなってたけど視えすぎる(目が良すぎる)女の子の話。という説明が個人的にはしっくり来ます。あと割とあらすじがざっぱだなと感じてしまう。本作品、もう少しセンシティブなニュアンスを含んでいる。
視えてしまうばかりに色んな事が大変で、殻に籠もって一人で世界を編んでいる女の子、桜木杏を主役とした、もったりとした90分×2の前後編のストーリー。なんだ90分か、と思うかもしれないが、当たり前だけど広告が挟まらない。あれ?まだだ?まだあるぞ?あれーーーー?!って思う、そう、180分みっちりある。映画の範疇を越えている。
大きく分けて前半は桜木杏という女の子のこれまで、そしてたまごの殻にヒビを入れるまで。後半は殻から出て歩いていく様を覗き見して行く構成。びっくりするくらい大きな山場とは言い難い緩い雰囲気で続いていく。恋の駆け引きも野暮ったくて、可愛い。
 
物理的に目が良すぎるから気付かなくて良いことまで気付いてしまう、故に上手く人間関係が築いて行けず、眼鏡を掛けて視界を妨げてしまう女の子。好きなこととなればわーっと話し出す所謂距離無しオタク女子の様なムーブをかます可愛い広瀬すずちゃん(名前だけ知ってた)とそんな彼女と昔の自分を重ねて引っ張り出したくなっちゃう若干我儘男子な宮沢氷魚氏(初めて拝見しました)という顔面力強めの平凡ウブ恋話。
 
 
現代人、苦しんでいる人が多いように思う。ハイリーセンシティブパーソンの類でも杏ちゃんは有るように思えるし、ただただ人付き合いが下手くそなようにも思える。視野を広げるって実は凄く難しい話だからどうにかこうにか、こじ開けたい人も居ればそのままでいいやと思う人も勿論いる。状況を変えたい人が居て、変えさせてくれる手があって、変われるからこそ成立するストーリーは、誰でも一歩踏み出そう、ではなく、踏み出したい人頑張ろう。に思える。悪くない、押し付けがましくなくて良い。
 
 
バトルステージの種明かしまで見て、
 
いや、ピュアかい。と暴れそうになる。
 
最後まで見て、杏ちゃんが成長してしまってほろ…と来る場面、周りに愛され助けられて微笑んでしまう場面に心揺さぶられ、生きるって良いなあと思ったりする。
最初から最後までエリカさまのオタクだからもう一周するつもりで頑張ってみたいし原作も履修してみようと思う。エリカさまの設定があまりにも宙ぶらりんだからきっと其処に種がある。
 
汚れっちまった……って心の中の中也くんが言い出す前にあまりにも良かったところを述べていこう。
 
 
 

音楽

 
心が弾む、ぱたぱた走る。凄く気持ちが良くて実は何より音が好き。流行りの音なんだろうな、って思いながら聞いてると耳が凄く楽しくなるしやっぱり心地が良い、ザリザリしなくて良いな良いなって音が気になってくる。好きだな―って思う。
 


買えるんだぜぇ~~~ってなりました。来月自分にプレゼントしちゃお。
 
 

いるか句会の面子

 
先生が田辺誠一ってどういうこと一生通う。
好きな顔しか居ないのかこの世!!!!!!!!!儘よ!!!!!!!!!エリカさまああああああああああああしゅき!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 
ローズさんにエリカさまがわーって可愛く手を降ってくれるの、あまりにも好きでエリカ同担拒否なりかける。海を見つめてスンとするエリカさま、バックボーンを知りたくなるのだった。エリカさまに手を振られたいだけの人生だった。
 
 

画面構成

 


 
あーなるほど?!面白いな!?とこちらを見てなるほどくんになった。
ぽわ、ぽわーって出てくるの水差しにインクが落ちるみたいで凄く綺麗。
 
 

好きな句

 
三つ子の魂百までも。エリカさまが吟行で読んだ句に。
 
秋の海 話すは言葉 離すこと
 
というものが有りました。納祭のオタクは血を沸かせ。もちろん、中に出てくるのは奥泉エリカの言葉であり、赤澤ムック女史の言葉ではないし、ムックさんの声で詠われた俳句でも有りません。けどどうしても、無性に、この詩を書いたエリカさまがムックさんである事に興奮し私は一度泣いた。何処までも円環で、美しい宇宙を見てしまった気持ちになった。アラハバキさま……って思うと同時に、私はデジタ・るコンテンツへとぶっ飛んだ。
 
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発売中よろしくね。
 
ピピ―ンてなって中断してうわーってなってしまうなどした。オタクは永遠に親鳥の言葉を忘れないのだ。
 
 
 
 
 

バランスの良い、良質で丁寧なドラマ。

 
あんのリリック、大変体に良かった。
 
杏ちゃんが実家に戻っちゃうところとかぎゅー…イテーってなったりするところも有るけれど、痛みの少ない優しいドラマだと思う。
こんな丁寧な作品を作ってもらえるのか、お金が動くって凄い、と舞台のオタクは感じるなどした。加入者の方、もしくは気になる方ぜぜぜひなのでした。
原作履修したり二周目で感じたこと有ればしれっと追記します。