10/28(土)
福井アレックスシネマ
福井駅前短編映画祭2017
に行ってきました。
メモ
・皆さんぜひ福井にどうぞ
・映画って良いなあ
適度にダイマですが概ね福井の話です。
ことのあらまし
地元民、この映画祭を知ったのは一本のお知らせから。
公式サイト
福井駅前短編映画祭 – Fukui Short Film Festival
公式Facebook
https://www.facebook.com/FukuiShortFilmFestival/
運営元がめちゃめちゃ頑張ってるのは分かるけど…メディア露出が*1前日の地方夕方ローカルのみって…今の時代のSNSをもっと上手く使って欲しいと思いました。地元だから頑張って欲しいんだよ本当に…。何年かやってらっしゃるみたいですがその事すら存じ上げず、小さい催しなのかなと思えば市が協賛してるしもうほんと、嘘だろ頑張ろうよって気持ちです。
余談ですが、開会式にて津田さんが
「この場所(アレックスシネマ)で開催しているのには訳がある、この映画館は震災後、一番最初に建てられた福井の映画館が有った場所。だからこの場所でやることには大きな意味が有る」
不覚にも泣きそうになってます。こういった話が出るのにも理由がありまして、福井市は
戦災や震災などのたび重なる災禍にもめげず、再び三たび立ち上がった福井市民の努力は、まさに不死鳥(フェニックス)の姿にも似ていることから、不死鳥が福井市民及び福井市のシンボルになっています。
www.city.fukui.lg.jp
と言う市のサイトの憲章にも有りますが戦後直ぐに震災という街崩壊の傷口に塩を塗りたくられた過去があり、復興した事を誇りに感じて生きています。そしてフェニックスめっちゃ愛してる。通りにも市の真ん中のホールにもフェニックスフェニックス。*2親世代や少し上の世代が頑張ってくれていたからこそ今がある。そんな流れを汲んでいるのに
そこもっと公に言えよ!!!!!
スピーチ下手かよ!!!!!!!!!!
全体的に良い言い方をすればアットホームと呼べる映画祭だったかもしれませんが、広報不足をアットホームで完結しないで欲しい。素晴らしい映画祭だったからこそ、もっと集客が見込めたと私自身は思う。だから言う頑張って欲しい。今映画祭流行ってるじゃん!!!!ブーム乗ろうよ!!!!!って気持ちはある。
軽く運営元に喧嘩を売ってる記事を書いている気がしますがぶっちゃけ受け止めてほしいんでこれで出禁になったらまあ本望です。
こう仰っていらっしゃいますが、まあまあ結構笑えない事件が起きたりもしたので流れで後述。
ぐだ巻いといてなんですが
映画祭自体はほんっっっっとうに楽しかったんです。
みんな福井においで。楽しいよ。ご飯美味しいよ。映画一日券が1500円って何言ってんだろうって値段ですよ。もっとお金毟り取って。
映画の感想
グループA
岡田広監督 「退屈」 審査員特別賞
THE 地元。
不自然なほどに福井弁。奇妙なまでの福井弁。そわそわする福井弁。そしてガンアクション。男子の夢が彼の地で具現化された模様。所謂非日常系と言うか現実と非現実の合間というか混濁する世界。THIS IS 福井。駅前で撮影されてるので場所が実に明確。移動距離が総合計で1km無いだろうな…って思いながら見るの少し楽しい。
山口十夢 監督「キョウジン」
京都生まれの京都映画
床にぽてって落ちるお稲荷さんが鮮烈。中々に鮮烈な作品。なんかとにかく勢いって大事だなって思いました。発想力の勝利感ある。やきにk
https://twitter.com/tomuyamaguchi/status/924281179443929088
船越凡平 監督「とっとこ将太」 観客賞
いやこれ…順番も有るでしょ…って感じなんですけど、突然のクオリティ差にビックリするじゃん。そんな理由も有ってやたらインパクトが強い作品でした。めっっっっっちゃ良かった。設定もじわっと来るものが有るし人も生きてるし、世界の色が優しくて雨の音が冷たくて気持ちいい。子供視点で見る大人のドラマ。ドラマが詰まってる。私はすっごい好きです。女の子が可愛すぎて「それどこの服…?」って聞きたいのと筑前煮が食べたくなる映画。もっかい観たい。また観たい。
とおちゃんがとにかく良い。とても良い。自分、不器用ですから…とか言ってくれそう。とにかく良い。しみじみイケメンは世界を救うと思いながら見ておりました。
多分とっとこ将太に打ちのめされた人って、順番のパワーも有るなと思いました。でもほんといい映画だなって感じる一本です。お近くで上映予定が有って興味の有る方はぜひ…!
グループB
野口航 監督「恋のバッハ狂騒」
全く関係ないんですけど野口監督がめちゃめちゃにイケメンで戸惑うレベル。おめめ大きいねえ?!登壇されてたので間近で見てたんですが、ほんと、美青年って感じで凄かったです…きれいな人…。そして今映画祭に置ける不憫ナンバーワン。
私映画自体はめちゃめちゃ好きで、中島先輩もあづさちゃんもキャラ立っててめちゃめちゃ良かった。セバスティアンも突然来たけど良かった。DCMC(で有ってるかな)後ほど検索してファーーーーーーーーーーーってなりました(ごめん間違ってたらここ後で直す。記憶曖昧)
平井諒 監督「もう走りたくない」
植原くん(違う)とムロさん(違う)。
「雨続きでしんどかった…晴れた日に地べたに座って大喜びした」と言う旨の話を聞いてうわあああああああ壮絶ぅうううううって思ったのを思い出しました。ロードムービー…じゃないですけどなんか、一種の青春ぽさ。よく分かんないけど歩みを止めない~~(LIFEかな~~~?)良かった…よかった…海の場面にあっさり着いてあれ?!ってなりましたけど、帰りも苦労して二人で帰っちゃうかな―って思ったら愛おしさ…。寝袋は何処へ行ったのだろうか。
植田中 監督「ちんかん」
どシモネタぶっこんできた。
会場の男性ばかうけの気配を察知。前の方に座ってたんで後ろから笑いが起こる度に「そっか、ここ笑いどころか…」と真顔で見つめてしまっている自分が居ました。テーマはさておいて、絵がめちゃめちゃきれいで画面がきれい。大塚今年初めて行ったなぁ路面電車可愛いんだよなぁって思い出しながら風景を眺めてました。中々に長閑でいいところですよねまたゆっくり行ってみたいです…。よく分かんないけど女の子の私服が可愛くてウヒョってなったんで自分も大概おっさんなのかもしれないなと感じる。
グループC
山本暁 監督「蟻の一穴」 タッセイ賞・ベストアクター賞(江川征斗くん)
ちなみに蟻の一穴とは
どんなに堅固に築いた堤でも、蟻が掘って開けた小さな穴が原因となって崩落することがある、ということを表す語。一般的に、どんなに巨大な組織でも、些細な不祥事が原因となって、組織全体を揺るがすような深刻・致命的な事態に至る場合がある、といった意味の格言として用いられる。
www.weblio.jp
だそうです(無知マン初めて聞いた単語でした)。中々に薄暗く、そして幸薄く、後味の悪い作品でした。気分がいい。(メリーバッドエンド愛好会)。いやー…いい。すごいいい。誰も幸せになってない感いい。彼氏の真意だけ掴めなかったんだけどもう一回みたい。いい。すごいいい。分かる。賞取るの分かる。分かる。ベストアクター賞受賞されてますが子役の子がほんっっっっとーに「コルァアアアアアアアアアア」って言うタイミングで言っちゃいけないことを差し込み具合の悪い言葉を言い大人噴火寸前の行動に出る。末恐ろしい存在でしたよ…主にエグかったです。でもなんでしょう…いい映画見たな感が有りました。映画いい。やっぱいい。
木場明義 監督「ゴーストゴイスト」
短い。
あ、そういうオチ。ってなるまでが一瞬なので呆けてると終わってしまいますね…驚き。でもなんか後味スッキリ。
磯部鉄平 監督「海へ行くつもりじゃなかった」
これ、よかったなー!!!!!
監督さんがお話の中で「おしゃれな大阪」を撮ったって話で…映像が本当にきれい!大阪おしゃれ!!って言いたくなる。私も東京の映像かなと思ってた(違った)綺麗な空間に金髪少女…くらくらする…世界が歪む気持ちの良さが有りました。いいなーいいなーすごい綺麗な女の子だった。生ぬるそうな色と抱えてそうな何かとうにいくら食べたいってあれが可愛かった…女の子が文字打つのってめちゃめちゃ可愛いし女の子が凧揚げしてるのめちゃめちゃ可愛いし男の子が漫喫行こうって行っちゃうのほとほと呆れるしなんていうか生ぬるくて最高だった。可愛いは正義。もっと他の見てみたいなーって思えてくるのでとってもいい映画。またどこかで出会えたらみたいな~って思いました。
招待作品
土屋哲彦 監督「追憶ダンス」
lomo9.hatenablog.com
(興奮し過ぎて別記事を書いた)
世界はそれを愛と呼ぶんだぜ。言うまでもなく最高オブザ・ワールド。ありがとう世界に感謝。佐藤はこの世の真珠。マベパール。言うまでもなく福井に来てくれてありがとうセンキューラブザ・ワールド。またぜひ来てねありがとうございました土屋監督とっても可愛い(大事)
「ムービーハッカソン」
ハッカソンとは
《hack(ハック)+marathon(マラソン)からの造語》ソフトウエア開発者が、一定期間集中的にプログラムの開発やサービスの考案などの共同作業を行い、その技能やアイデアを競う催し。
kotobank.jp
知らない言葉が多い…とても多い…。
だからこの企画聞いたことn
告知!!!!!!!!!!!!!
こんな面白そうなことやってるなんて知らなかった!!!!!聞いてない!!!!届いてない!!!!せめて耳に届けて欲しい!!!!!アンテナ張ってないのも悪いけどアンテナにかかる最低限の!!!!デシベルを!!!!!放って!!!!!!
松林さんがいっちょらい踊ってるのを不思議な気持ちで見てしまった…。などと思いつつ一生一緒にウィキペディアしてたら
いつの間にか福井市民になられていらっしゃった。
もう…今年になって星々の約束のときも思いましたが…知らないこと多いんですよ本当に…。
映画色々面白かったです。この…駅前の地味さが際立つ。とってもいい。退廃的で色褪せててとってもいい。
それでもシャッター商店街の地元映像を見つめながら、出来ることってなんなんだろうなあって素直に映画を楽しめなかった自分も居た。廃れていく地元に何を思うって言われると、何も思わないって言う居心地の悪さ。地元が頑張ってるっていうのも分かるけど、協力体制が低いよねっていうか。お土地柄なのかな、分かんないや。いい街にしたい気持ちはある。でも映画祭一つ盛り上げていこうっていまいち頑張れてない地元見ると複雑な気持ちになる。まずは共有しようよって思っちゃう。色々考えさせられる時間だった。ぼんやり。
グループD
野本梢 監督「わたしが発芽する日」福井ゾンタクラブ賞
いるよねこう言う子いるよね。って感じで私はこういう子可愛いって思っちゃう方なんで。でもお姉ちゃんの苛立ちも分かるしお姉ちゃん結局依存してたんだしお姉ちゃんという脆い存在を噛みしめる結果。お姉ちゃん人間らしくてかわいいな~って思いましたね…人間っぽい。
香西志帆 監督「しまこと小豆島」
しまこかわいかった~~~~~~~~~~~~ってかめーっちゃ映像綺麗だった!小豆島がめちゃくちゃ綺麗ですっごい行ってみたい!めちゃくちゃ素敵なところだった!!!!旅行したい!!!!!!こんな素敵な風景がある街いいなぁって気持ちと、こんなに綺麗に撮れるんだからきっと地元のこと愛してるんだろうなって思う。いい映画だったなーハッピーラッキー。
草刈成雄 監督「MIRACLE TOYS THE BAR 君に会いたくて」
人形怖かった。ある日突然人形になる、怖い。
グループE
ぼんさい 監督「叙々苑に行こう」
とってもアメリカンドッグが食べたくなる映画。
浅沼直也 監督「冬が燃えたら」ベストアクトレス賞(森恵美さん)
色んな所で怖い映画だった。あまり明るくないというか…個人的にこの手の話題が苦手で…苦しかった。ホテルのシーンとか怖かった。映像はびっくりするほど引きの画がいい…。最後のシーンがすっごい良くて、あとね…エンドロールを放心しながら眺めてたら伊藤さんのお名前を見つけてうわああ!?ってなってたけど半信半疑でした*3。エンディングのお母さんの羽が生えたみたいな軽やかなシーン凄い良かった。愛って難しいなって思うわけです。
熊谷まどか 監督「向日葵」グランプリ
今映画祭に置けるグランプリ。10分しかないんだけど…全てがギュッと詰まってた感じでした。コンパクトでしっかりまとまってて映像もいい、話もいい。ぎゅ。お手本みたいな映画~って話を見て確かに。って思った。ストレートな作品だったな―って思いました。好きも嫌いもなくて万物が見てて不快に思わない映画って印象です。こういう作品を作るって難しいんだろうなって思うからグランプリもうなずける感じです。ふむふむ。
色々有りましたが映画祭総括
いやぁ…あ、アットホームぅ…。ぬるっと始まってぬるっと終わった。とりあえず入場開始時間を教えて下さい。ぬるっと行ったらぬるっと入れたの今でも不可思議に思ってる…。野外の映画祭じゃないからぬくぬくだし椅子の座り心地はいいし…面白い映画祭でした。ご飯も食べずに一日ぼけーっと居たわけですが実に快適空間です。席移動も自由だし…疲れたら後ろの方行って休憩したりしてました。面白かった。
でもやっぱり告知不足は否めなかったなと思うこれは未だに言う。もっと知って欲しかったなぁ…。来年も確定してるそうなので是非来年は広報にも力入れてほしいなって思いました…認知度が低すぎて楽しくて面白いことしてるのにほんともったいなかったです。
場外編:生きてるみねくんさん
最初から最後まで居たんでなんというか、あれだったんですけど…みねくんさん生きてたよ(当たり前のこと言う)生きてるだけではなまるって常日頃思ってましたがリアルに生きてるだけで世界色付き溢れるハローハッピーって感じでした。休憩中にふらーっと歩かれてるの見ては「生きてる」って思ってました。(監督さんや女優さんがいっぱいいらっしゃって同じ劇場内でぷらぷらしてるのでなんかもうほぼ皆さん関係者みたいな空気ある)こういう催しってあんまり行かないので不思議な気持ち。映画祭って面白いなって。また違う所のも行ってみたい。そんな気持ち。
みねくんが可愛かったという感想が最後なのもどうかと思うんだけどでもなんか…板の上じゃないみねくんって初めて見たような気も…あぁラ・セッテFESとかかな…やっぱ映画FESだった…。可愛かったなぁの気持ちを思い出した。
好きな俳優さんが地元にやってきて、地元で笑顔をみせてくれる日が来ようとは。大変不思議な気持ちでした。ずっと観たかった映画まで連れてきてくれた。ありがとうみねくんさん…ありがとう…ありがとう…拝んでも足りない…。
はい、生きてるだけでこの世の宝石(結論)
津田さん、ラ・セッテの皆様もお疲れ様でした…来てくださってとっても嬉しかったです。みねくんさんもまた来年もぜひ福井に来てくだされ~~次は横断幕でも作ってお出迎えしたいです。流石に引かれそうなんでやめておきます。そんなこんなな地元映画祭感想でした。